2025.06.13
一部でメディアによる報道がありました有機フッ素化合物PFOS及びPFOAについて、春日那珂川水道企業団では、定期的に水質検査を実施しており、これまでの検査において検出されたことはありません。今後も継続して検査を行い、安全性を確認してまいります。
当企業団のPFOS及びPFOA検査状況
採水地点
給水栓3地点(春日市春日原東町、春日市日の出町、那珂川市大字市ノ瀬)
(令和3~6年度は各浄水場の着水井(原水))
検査頻度
4回/年
検査結果
いずれの地点においても検出せず※
(※ 検出せずとは、定量下限値(5ng/L)を下回ることを表しています。)
最新の検査結果についてはこちら
有機フッ素化合物PFOS及びPFOAについて
有機フッ素化合物(PFAS)である PFOS(ペルフルオロオクタンスルホン酸)及び PFOA(ペルフルオロオクタン酸)は、幅広い用途で使用されてきましたが、環境中で分解されにくく、蓄積性があることから、現在では、製造・輸入等が禁止されています。
令和2年4月に厚生労働省により水質管理目標設定項目として位置づけられていますが、環境省にて水道法上の「水質基準」に引き上げる方針(令和8年4月施行)です。なお、基準値については現在の「暫定基準値」※1と同じく「PFOS及びPFOAの量の和として50ng/L※2以下」となる見通しです。
※1 暫定目標値:体重50kgの人が水を一生涯にわたって毎日2L飲用したとしても、この濃度以下であれば人の健康に悪影響が生じないと考えられる水準を基に設定されたもの。
※2 ng/L:水1Lに10億分の1gの物質が溶解していることを表す。野球ドーム1杯分の水にひとつまみの塩を入れたくらいの濃度。
(参考) 環境省 PFOS・PFOAとは? 環境省ホームページより