よくある質問(FAQ)

2025.12.08

春日市・那珂川市では、鉛製給水管をいつ頃まで使用していたのですか?

当企業団では、平成5年度頃まで鉛管を使用していました。それ以降の給水工事申請分からより軽量で耐寒性、耐衝撃性に優れたポリエチレン2層管へ切替えを行っています。

春日市・那珂川市で使用している鉛製給水管とはどういうものですか?

現在残存している鉛管は、口径φ25㎜以下で道路埋設部分の本管分岐から1m程度です。 当企業団管内で残存している鉛管は、使用されていても1m程度なので、通常使用している状態では問題がないものと思われます。また、以前は、本管分岐からメーターまで、すべて鉛管の地区(松ヶ丘、紅葉ヶ丘地区)がありましたが、平成14〜15年度の配水管布設替工事で更新されています。

どうして鉛製給水管を使用していたのですか?

当初、鉛管は、施工性がよく(曲げやすい、切断しやすい等)、錆が発生しないという利点から全国的に広く使用されていました。

水道の水質基準とはどういうものですか?

水道水としてお客様に安心してご使用いただくためにクリアしなければならない要件であり、「水道法(4条)に基づく水質基準に関する省令」で51項目の水質基準が定められています。

鉛の水質基準とはどういうものですか?

水道水における鉛の水質基準は、連続的な摂取をしても人の健康に影響を生じない水準として、国(厚労省)が平成4年度に0.05mg/L以下と定めていましたが、より一層の健康への安全性を高めるために、平成15年4月から0.01mg/L以下に強化しました。

鉛製給水管の水道水を毎日飲んでも大丈夫ですか?

現在、国(国交省)が定めている水質基準(0.01mg/L以下)は、毎日摂取しても健康に影響がない基準値として定められていますので、通常ご使用いただいている状態では問題ありません。しかし、朝一番や長時間水道をご使用にならなかった場合、滞留した鉛濃度が高くなっている可能性があるため、念のためバケツ1杯(10L)程度を水洗トイレや庭の散水など、飲用以外に使用されることをお勧めします。

鉛は水道水以外でも摂取されるのですか?

鉛を摂取する主な要因は、大気、食物、水などです。その中でも人が1日で取り込む量のほとんどが食品からの摂取や土埃、ほこりなどの吸い込みによるものです。

どのような条件で鉛が溶出しやすくなりますか?

一般的に使用している鉛管の延長が長いほど、水温が高いほど、また、滞留時間が長いほど溶出量が増えますが、水道水のpH値が7.5程度(7.2~7.5)で溶出量は低減します。当企業団では、溶出量が増えないようpH値を調整して水の供給を行っています。

なにか自分達でできる対策はありますか?

抜本的な対策としては取替工事を行うしかありませんが、簡易的な対策としては、朝一番や長時間水道をご使用にならなかった場合、滞留した鉛濃度が高くなっている可能性があるため、念のためバケツ1杯(10L)程度を水洗トイレや庭の散水など、飲用以外に使用されることをお勧めします。 また、浄水器の種類により鉛成分を除去できるものがあるようです。詳細は、製品メーカーや販売店や家電量販店などへお問い合わせください。

企業団の負担で取替えはできないのですか?

配水管布設替工事の際や漏水修理等で取替が必要な場合等を除き、当企業団での取替えは基本的に行っておりません。理由としては、給水管は、お客様の財産であるため、原則お客様に維持管理していただくものであるという考えによるものです。

鉛製給水管の取替工事にはどのくらいの費用がかかりますか?

工事費については、当企業団では分かりかねます。当企業団指定工事事業者へ見積もりを依頼してください。

これまでどういう取り組みをしてきましたか?

配水管布設替工事及び漏水修理等による取替えや給水工事申請の受付時に既存の引込管が鉛管だった場合は、周知説明を行うことで取替えの促進を図っています。また、その他ホームページや広報紙等による周知・報告等も併せて行っています。

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